参加者にアンケートを実施しました(一部抜粋)

● 本研修はあなたの学習意図に合っていましたか?
  災害医療の中でも、放射線災害に特化した学びを深める機会だった。それだけではく、住民や多職種との関わり学ぶことができた。

  福島での災害について、放射線以外に生活習慣、メンタル面、保育園など知らないことについて学べたため。

  福島の現状を知りたくて、放射線についてももっと学びたいと思いこのセミナーに参加させていただき、これらについてはもちろん、それ以上のことを学ぶことができたから。


● 本研修を受けてみてあなたの満足度はどうでしたか?
  帰還困難区域や実際に除染作業をされている様子、福島第二原発などの見学のように、このセミナーに参加させていただけなければ絶対に経験することのできなかったことを沢山経験できたから。

  最初の3日間のレクチャーが単なる事実例の紹介だけで終わったものがあり、ボトムアップのようなものがあったら良かった。

● 特に印象に残った講義・実習名とその理由をお答えください。

  見学
  普段から絶対に見ることのできない原発敷地内や帰宅困難区域の実際の様子やそこで働いている人々の話を直接見聞きすることができたため。

  原発事故がおきてしまったら、自分達もこの目に見えない恐怖と、共に生きるのかもしれないと世界中の人が知るべきだと思った。

  実習
  子ども達が福島で活き活きと被災地などは関係なく、極々普通に生活しているということに安心し、元気をもらえたから。そしてなにより、子どもたちとのふれあいがとても楽しかったから。

  講義
  本で読んでいた壮絶な急性期の医療現場のお話しに加え、働く者として先生がどう感じていたのかをリアルにお聞きすることができてよかった。自分の言葉で考えたことを発表することで自覚を感じることができた。

  医療系ではない分野でどのようなことがおこなわれていたのか知ることができたため。また、災害時どうしても高齢者、大人に目がいきがちなため、子どもの様子を知ることがなかなかないと考えるため。

● 研修中に特に印象に残った出来事とその理由をお答えください。
  福島の帰還困難区域に入ったときは、作業の人々しかおらず、一般人の姿はなく、まだ壊れたままの家もあり、5年間で時が止まっているのを感じた。

  あの日、あの時に起きてしまったことを、5年以上経ってもまだ呪縛から逃れられず、生き続けなければいけない人々の人生を随所で垣間見ることができたことが一番印象に残りました。