《講義》 福島県民健康調査(健康診査)から見えてきた福島の健康問題
 講師 : 大平 哲也(疫学講座) 

 
感想(抜粋)
・福島の震災の影響で肥満が増えている現実を知った。住民の身体、心理、社会的問題を解決するために運動指導を行ったり、町長が体重を減らしたり、行動を行っていることがわかった。高血圧が全国1位だったのが驚いた。

・放射線による健康被害がとても騒がれているのを目にしていたが、それによって引き起こされた肥満などの生活習慣病のリスクの方が高いのを初めて知って、それを鹿児島で広めたいと思いました。


《講義》 災害後の心のケア 
 講師 : 橋 紀子(国立大学法人福島大学 子どものメンタルヘルス支援事業推進室)

 
感想(抜粋)
・コミュニケーションを拒否した人に対する距離の縮め方が勉強になりました。一口に震災といっても、人によって感じ方が全く異なるということに改めて気づきました。

・自分が被災していない場合に、被災された方への言葉がけはとても難しいと思いました。自分が経験していないから、気持ちを察しようとしても何がわかるんだと言われるとキツイなと思います。でも、どうよりそえば良いか、また自分が可能な方法を考えていきたいです。

《演習》 模擬よろず健康相談 
 講師 : 熊谷 敦史 ・ 宮谷 理恵 ・ 安井 清孝

 
感想(抜粋)
・各人の気持ち、生活環境、その他背景を考えながら、何が問題となっていて、何を改善すれば良いのかを考える難しさを感じました。また、役を演じることで当事者の気持ちに少し近づくことが出来たと思います。

・対象がどんな背景を抱えていて、どんな問題があり、どうするべきかを伝えるのを10分で行うことはとても難しかった。看護では、傾聴と共感について学んでいるが、共感より理解しようとする姿勢を、災害においては心に留めておこうと思った。


《講義》 子どもの心身の健康のために福島での保育の取り組み
       〜子どもと保護者の実際と対策〜
 
 講師 : 伊藤 ちはる(福島めばえ幼稚園教員)

 
感想(抜粋)
・先生の人柄が魅力的でした。普段聞く事のないような話を聞けて勉強になりました。子どもの遊びには意味があることに驚きました。

・目に見える形で放射線を子ども達に理解をしてもらい、また、母親の不安を取り除くための支援をすることは、幼稚園ならではだと思った。また、少しでも不安を取り除こうという母親の気持ちに寄り添うことは大切だと思った。震災で間接的に子どもの発達に影響を及ぼしていることを具体的に知る事が出来た。

《講義/討論》 リスクコミュニケーションと医療者の役割 
 講師 : 熊谷 敦史

 
感想(抜粋)
・リスクの種類、大きさを知り、それらの影響を考えることの大切さを学びました。また、それらを説明する上で不安感、不信感を取り除くことの難しさを感じながらも、それらへの取り組みを学び勉強になりました。

・住民のリスクを恐れるという気持ちに寄り添いながら、住民が分かりやすいように正しい情報を提供し、大丈夫であることは大丈夫、気をつけるべきことはこれであると専門職の人が住民が理解できるように説明する重要性を感じた。また、信頼してもらうことも大切であると思った。

《テスト》 総合テストと解説・まとめ
 講師 : 大津留 晶

 


        集合写真(医大組修了)