参加者にアンケートを実施しました(一部抜粋)

● セミナー全体に対する評価をお聞かせください
  

● セミナーに参加した感想
  震災から3年半が経ち、関西では福島に関するニュースを目にする頻度も減り、なんとなく過去の出来事だと思ってしまいそうな頃に、このセミナーに参加できて、本当によかったと思います。一緒に活動した福島県立医科大学の学生の中には、福島県で生まれ育ち、震災を経験していた人もいました。講義をしてくださる方から学ぶことももちろん多かったですが、年齢の近い同じ学生という立場ながら震災を経験した人と話せる機会は初めてで、とても色々と考えさせられました。普段はふつうのそのへんにいる女の子なのに、震災のことになると物凄く真剣に向き合ってきたのが伝わってきて、辛そうな時もあって、自分の生ぬるさに気づきました。実際に被災地に行き、家や車が当時のままだったりする様子を見たり、最前線の方からお話を聞けて、震災の被害はまだ終わっていないということを知りました。このような貴重な機会に参加させていただき、本当にありがとうございました。

  震災から3年経ち、それに関するニュースも他府県では激減しているのが現状で、忘却している人がひょっとしたらいる中、福島では何があって何を考え、どうしていくのかを肌身に触れることができ、本当に貴重な経験でした。県内ではもう思い出したくないという人もいるかとは思いますが、私のような震災の被害を受けていない人は絶対に忘れてはいけないし、ここで学んだ事前事後のリスクコミュニケーションなどがもっと衆知されていくようになれば、よりよい未来が築けるのではないでしょうか。福島の本当の意味での復興を切に願っております。

  4日間にわたる災害医療セミナーでしたが、やはり後半2日間の印象が強く残っています。どちらかというと住民が帰還することよりも避難することに対する保護の方が手厚い制度の残る中での川内村の復興への一歩。被災地視察というのは今回、3回目でしたが、川内村のように夢、希望が見え始めているところへの視察は初めてでした。しかし「若者が戻らない」という将来にもかかわる大きな問題を抱えていた。「今年が勝負!」そういって本気で村のために頑張る役場の方の思いは相当強いものだと感じた。津波にあい、原発にも近い沿岸部の視察では得られない、県民、村民の苦労を知ることができたのはとても貴重な機会でした。大阪大学の方は3.11をすごく客観的にみている部分も多くて、福島や東北の人だけでの交流では深められないような意見も深められたので良かったです。4日間ありがとうございました。