* 〔緊急特集〕 学生・研修医が災害医療の現場で頑張っています!(2011.03.22)

学生ボランティア からのメッセージ


【 医学部4年 野沢 永貴 】
福島県出身(県立福島高校)
(04.08)
このたびの震災で亡くなられた方々には深くご冥福をお祈り申し上げますとともに、被災された方々には心よりお見舞い申し上げます。
今回私たちは、「放射線に対する意識調査」のために各避難所の方々にアンケートを行う際、ボランティアとして参加させていただきました。大変ななかご協力いただいた避難所の皆様とスタッフの方々には深く御礼申し上げます。
今回のアンケート調査で感じたたことは、コミュニケーションの重要性です。避難所で生活している方々は、今回の震災の被害をはじめ、避難所生活や先の見えない現状に相当のストレスや不安を抱えていました。そして一番の問題は、そういった思いを周りの誰にもはき出せないということでした。私たち医学生という立場からは、現在多くのプロフェッショナルが行っているような直接的な復興支援をすることはできません。しかし、会話ぐらいならできます。ほんのささいなこと、あるいは不満や怒りでもかまいません、とにかく話を真摯に聴くことがとても大切なのだと気づかされました。改めて「話す」ということの根本的な役割を認識させられるとともに、避難所の方々につきましては、少しでも心の重荷を下ろしてもらえる一助になれたならば幸いと感じております。
福島を含む東北地方はこれからが正念場ですが、相補的に協力しあって一日も早く復興することを願っています。また私も、今回の経験で得たことを将来社会に還元していきたいと思っております。 

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