FUKUSHIMAいのちの最前線
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78は日本中の方々であり、世界中の方々だと思っております。どうか、僕たちの福島を助けて下さい。よろしくお願いいたします。 かつて経験したことのないこの福島県のピンチに県民の一人として大好きな故郷のために、少しでも力になりたいと思い学生ボランティアに参加しています。余震もあるし、原発の問題もありまだまだ不安なことはたくさんありますが、先輩や同級生と頑張っています。 はじめに、今回の震災で被災されお亡くなりになられた方々のご冥福をお祈り申し上げます。私たちは学生であり、災害の最前線で救命を行うことや、運ばれてきた方の治療などはできません。そのもどかしさを感じつつも各々のできることを懸命に行っております。常々まだまだ学生で遊んでいたいものだと思っていましたが、今ほど早く知識・技術を身につけ医師として現場に出たいと思っているときはありません。続々と救援物資・人員が被災地へ送られてきますが、現在福島は原発での事故も重なり、風評も相まって思うように復興が進んでおりません。日本中、ひいては世界の皆様が正しい理解をもって被災地の復興への手助けをしていただけることを切に願っております。 このたびの東日本大震災により被災された皆様に、心よりお見舞いを申し上げます。震災発生直後、被災者のために何も力になれない自分に悔しさを覚えました。そんなとき、医大の先生方が学生の私を医療スタッフのチームに加えて下さいました。 私は福島県内各所の避難所を巡りました。避難所は、テレビや新聞で報道されている以上に悲惨で、かける言葉が見つからないくらいに憔悴しきっている方や呆然としている方が沢山いらして、悲しい現実に胸が痛くなりました。その中で必死に働く医師や医療従事者の姿を見て、大きく気持ちが揺さぶられ、人の本当の優しさや力強さを感じました。学生という身でありながらお手伝いさせていただいたことで、一緒に頑張りたいという気持ちが強く湧きました。今後も出来る限りのことをし、復興に協力していきたいです。 今回、今までにない大災害によって、たくさんの人の命が失われたことを非常に残念に思いますとともに、ご冥福をお祈りいたします。命の大切さを改めて実感することができました。そんな中で、この災害で自分にできることはないかと考え、ボランティアに参加しました。学生ということもあり、できること、役に立てることは少ないですが、助けが必要な方、命の危機に瀕している方のお力に少しでもなれればいいと思って活動しています。最後に、できるだけ早い地震からの復興を願っています。 このたびの震災で亡くなられた方々には深くご冥福をお祈り申し上げますとともに、被災された方々には心よりお見舞い申し上げます。 今回私たちは、「放射線に対する意識調査」のために各避難所の方々にアンケートを行う際、ボランティアとして参加させていただきました。大変ななかご協力いただいた避難所の皆様とスタッフの方々には深く御礼申し上げます。 今回のアンケート調査で感じたことは、コミュニケーションの重要性です。避難所で生活している方々は、今回の震災の被害をはじめ、避難所生活や先の見えない現状に相当のストレスや不安を抱えていました。そして一番の問題は、そういった思いを周りの誰にもはき出せないということでした。私たち医学生という立場からは、現在多くのプロフェッショナルが行っているような直接的な復興支援をすることはできません。しかし、会話ぐらいならできます。ほんのささいなこと、あるいは不満や怒りでもかまいません、とにかく話を真摯に聴くことがと医学部4年星 誠二福島県出身(県立白河高校)医学部4年齋藤 伴樹宮城県出身(仙台育英学園高校)医学部4年加茂 矩士福島県出身(県立福島高校)医学部5年栁沼 和史福島県出身(県立福島高校)医学部4年野沢 永貴福島県出身(県立福島高校)学生ボランティア・研修医・看護学部からのメッセージ

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