FUKUSHIMAいのちの最前線
555/608

第5章次世代へ伝えるFUKUSHIMA いのちの最前線549【問診票回収状況】 3月31日現在、先行調査で55.0%、全県民調査では地域による偏りもあり平均で21.5%、合計で21.9%となっている。 ビデオやポスターによる啓発、学生ボランティアらによる書き方説明会、さらには未回答者に対する再度の依頼を行っているが、基本調査が長期の健康管理における基礎資料となることから、さらなる回収率の向上方策を検討している。【外部被ばく線量の推計状況】 基本調査問診票の行動記録を基に、放射線医学総合研究所(放医研)の「外部被ばく線量評価システム」により、個人ごとの外部被ばく線量を推計した。 放射線業務従事経験者以外の方9,747人について分析した結果、全体の94.6%が5mSv未満であった。(15mSv以上は10人、最高値は23.0mSv) これまでの疫学調査によれば、100mSv以下での明らかな健康被害への影響は確認されていない。今回の推計値は、4ケ月間の積算実効線量値であるが、これにより「放射線による健康被害があるとは考えにくい」との評価となった。(H24.2.20 発表 検討委員会) 引き続き、線量の推計を行い、回答された方々に対し、順次、結果をお知らせしていく。表1 基本調査問診票 回収状況�H24.3.31現在表2 地域別・線量別内訳線量別の分布状況積算線量(mSv)全データA放射線業務従事者除B左の内訳Bの割合(%)川俣町(山木屋)C浪江町D飯舘村EFG0564514130.594.6〜1未満6,0145,5911445,20724057.4〜2未満2,2402,0812081,45841521.4〜3未満8748251203453608.4〜4未満40338745832594.0〜5未満29829019302413.0〜6未満21920314211682.14.7〜7未満1351302161121.3〜8未満6762014480.6〜9未満504607390.4〜10未満171602140.2〜11未満302609170.30.7〜12未満15140590.1〜13未満1180080.1〜14未満960240.1〜15未満770340.115以上〜23100730.0計10,4689,7475537,2501,944100.0100.0(放射線業務従事者除く)6,0004,00000~2~1~3~4~5~6~7~8~9~10~11~12~13~14~153,0005,0002,0001,000mSv15~人452,0815,591825387290203130624616261486710地域区分対象者a回収数b回収率c=b/a備考先行調査川俣(山木屋)、浪江町、飯舘村29,04415,96855.0%全県民調査県 北504,291124,79624.7%県 中560,116109,99819.6%県 南152,77625,50116.7%会 津267,69638,73714.5%南会津30,8314,01213.0%相 双168,40962,52637.1%いわき343,83169,90820.3%計2,027,950435,47821.5%合 計2,056,994451,44621.9%

元のページ 

10秒後に元のページに移動します

※このページを正しく表示するにはFlashPlayer9以上が必要です