FUKUSHIMAいのちの最前線
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第4章患者救済に奔走した活動記録〈論文・研究発表〉FUKUSHIMA いのちの最前線443東日本大震災における対応福島県立医科大学附属病院手術部 主任看護技師 貝沼 純2011年11月7日第25回日本手術看護学会年次大会認定看護師交流会3月11日午後2時46分宮城県牡鹿半島沖を震源とする東日本大震災が発生しました。福島県は最大震度6強の揺れに襲われました。地震発生時、定時手術が8件行われておりました。ほかに手術終了し退室途中が2件ありました。地震発生時の手術室の状況です。地震発生後すぐに無影灯を術野からはずし、各手術室の扉を開放し避難経路を確保しました。各部屋の異常の有無を確認し、患者を避難させるためアンビューバック、静脈麻酔薬などを各部屋に準備しました。強い余震が頻発していたため、手術続行可能かどうか検討されました。

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