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大学紹介

福島県立医科大学 ビジョン2014   (平成26年6月1日制定)

〜 忘れない。そして希望の未来を拓く 〜

【誓いの言葉】

東日本大震災と原発災害発生から3年余、本格的な復興の始まりにあたり、私たちは、この災害を忘れず、風化させず、県民とともに希望の未来を拓くことを誓います。もとより本学は、優れた医療人の教育・育成、医学と看護学の研究推進、そして高度で先進的な医療の提供を使命としてきました。私たちは今、本学本来の使命を再確認するとともに、この未曾有の災害によって与えられた「県民のこころと体の健康を長期に見守り、福島復興の中核となる」という歴史的使命を自覚し、ここに本学の新たなビジョンを提示し、その実現への決意を表明いたします。

(2014年(平成26年) 6月 1日)

「ビジョン2014」宣言

1. 私たちは福島の復興を牽引します。
   全ての県民の復興が達成される日まで支え続けます。

私たちは、ふくしま国際医療科学センターを中心に総力をあげて、長期にわたる県民一人ひとりの心身の健康の増進、新しい医療産業の創出、地域医療の支援を通して安全で安心な生活基盤を確立し、福島の復興を前進させます。
たとえ長期にわたるとしても、私たちは、誰もが復興の達成を感じられる日が来るまで福島県民を支え続けることを誓います。

2. 私たちは福島の復興を担う優れた医療人を育成します。
   高度な知識、技術と高い倫理性を備えた医療人を育てます。

私たちは、建学の原点を再確認し、福島の復興を担うことができる高度な知識と技術、そして高い倫理性を備えた医療人の育成を続けます。
医学部、看護学部及び大学院の教育カリキュラムを整え、教育力を不断に高め、知識、技能、態度において実践的能力を備えた医療人を輩出します。
附属病院と会津医療センターでは、医療の実践により診療・教育力を高め、魅力ある研修プログラムを提供し、総合性と専門性のバランスに優れた医療人を育む生涯教育を行います。
さらに、災害に際して世界中から差しのべられた多くの支援に報いるため、将来起こりうる複合災害に備え、災害医療と被ばく医療に精通し、社会コミュニケーション能力を備えた医療人の育成に取り組みます。

3. 私たちは優れた価値ある研究成果を世界に向かって発信します。
   本学に課せられた歴史的使命を果します。

私たちは、全ての人々が抱える健康に関する課題を解決するために医学と看護学に関する研究を推進し、その成果を世界に発信します。
さらには、原子力災害を経験した本学の歴史的使命として、低線量放射線被ばくの健康影響と心の健康を含む災害医療に関する科学的知見を、人類の未来のために記録し発信します。

4. 私たちは県民の健康長寿を実現します。
   高水準の医療の提供と根拠に基づく疾病予防に取組みます。

私たちは、生涯にわたる健康なくらしを願う県民の期待に応え、多様な職種の専門性を生かしたチームとして、病める人の自己決定を尊重し、高水準の診断・治療とケアを提供し心温まる医療を実現します。日々研鑽に努め、人々の声に耳を傾け、正しい知識と情報を提供します。県民が健康長寿を実感できるよう、地域と連携し、科学的根拠に基づく疾病予防と健康増進および抗加齢医学の研究と実践を推進します。

5. 私たちは持続的に進化する大学を創ります。
   ここに集うすべての人々の思いに応えられる大学を目指します。

私たちは、現状に満足せず、常にあるべき将来像を見据え、組織として進化を続けます。
激動する社会の変化に対応し、県民には安心の医療を、学びを求める人々には魅力ある教育と研修の場を、働く人々には誇りを持って仕事に打ち込める環境を提供し続けます。

 

関連資料

ビジョン2014パンフレット 「忘れない。そして希望の未来を拓く」

ビジョン2014 式典動画 平成26年6月1日(日)開催 (約50分 mp4ファイル・約1.06GB)
 
 抜粋 (医学部生・看護学部生の決意表明) / (菊地臣一理事長兼学長による「ビジョン2014」宣言) 
  ※ 文字リンクから動画を閲覧する場合は別窓で開きます

式典開催報告 トピックス記事 (同日挙行: ふくしま国際医療科学センター起工式 ) (2014.06.02)

 

事務担当 : 総務課

電話 (024) 547-1111(代)/FAX (024) 547−1995
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