22回日本自己血輸血学会学術総会を開催するにあたって

                                                       

福島県立医科大学輸血・移植免疫部

                                                                                       大戸 斉

 「安全で信頼のおける自己血輸血療法」のテーマのもとに2009年3月6日〜7日、福島ビューホテルにて開催される第22回日本自己血輸血学会学術総会を世話させていただくことになりました。

 自己血は日本の赤血球輸血全体の約1割を占め、欠くことのできない輸血療法骨格の一つになっています。安全に自己血が採取可能な患者さんには自己血輸血を行うのが医療人の務めと信じます。何よりも、自己血輸血を安全に行うためにはスタッフの教育・訓練が重要で、自己血看護師の養成が切望されていました。日本自己血輸血学会と日本輸血・細胞治療学会が合同で準備してきた「学会認定自己血輸血看護師制度」がいよいよ発足することになり、その講習会を3月5日に、第1回認定試験を6日に同会場で実施予定です。

 学術総会シンポジウムには自己血看護師の関与・工夫、産科的大量出血の現状と対応、深部静脈血栓症の予防と自己血、ワークショップには自己血輸血に関与する臨床工学士の役割、高齢者の自己血の工夫、自己血のインシデント・副反応などを企画し、ランチョンセミナーも興味深いテーマを準備し、盛り沢山の内容となりました。

 3月ともなれば福島市の雪はすっかり姿を消して、遠くに見える吾妻山の雪形「種まきウサギ」も皆さんを温かく歓迎してくれるでしょう。会場は福島駅のすぐ目の前で大変便利なところを選びました。先人が苦労して築いてきた本学会を更に実りあるものとできますよう、また参加された皆さんが満足し、明日からの自己血輸血に役立つものが大きい学術総会となりますよう、スタッフ一同全力で準備を進めています。

第22回日本自己血輸血学会学術総会