福島県立医科大学医学部呼吸器内科
 
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ご挨拶
 

福島県立医科大学(福島医大)呼吸器内科は、県内呼吸器内科医の絶対的な不足を解決するため、棟方充前教授(現:福島県立会津医療センター病院長)によって平成11年に新設された教室で、今年で開設19年目を迎えております。開設当初より、呼吸器内科専門医の育成を教室の任務と定めており、これまで多くの専門医を輩出してきております。開設当初23名だった県内呼吸器専門医数も現在は53名まで増加しています。そしてこの度、平成29年12月より、私が主任教授に就任いたしまして、新たな門出を迎えました。

 

呼吸器内科医の醍醐味とは何でしょうか?それは、例えば癌、感染症、自己免疫、アレルギー、生活習慣病といった多彩な領域にまたがった診療科であることかもしれません。これは、ある患者では非常に難解な病態を呈しており、診断をつける道筋を綿密に推理してゆくという面白さにも繋がっております。また、呼吸という生命に直結した生理現象に関与するということで、救急にも関与できるということかもしれません。重症患者に直面した状況は医師としての個の臨床能力が問われることになり、その能力を身に着けるには呼吸器内科学への理解は必須であることは疑う余地はありません。あるいはまた、慢性期疾患の患者と触れ合いながら、長くその主治医として携わり、最後は御看取りまで実践するというのも、ある意味、医者冥利に尽きることかと思います。このように、呼吸器内科にはいろいろな【顔】があるといえます。

 

外来患者の主訴で一番多いものは咳と言われております。患者数は気管支炎、喘息、COPD,肺癌などとてつもなく多いです。しかし、残念ながら日本国内において呼吸器内科数は圧倒的に不足しております。福島においても同様であり、若い力が必要です。逆手に取れば、今後呼吸器内科を目指す人にとっては大きなチャンスであるとも言えるわけでもあるわけですから、多くの医学生・研修医には呼吸器内科を志してもらいたいと思います。そして、当教室は、そんな皆さんの要望に応えることができる設備と指導者を有しております。気管支内視鏡は東北ではトップレベルの症例数を誇り、レーザー治療、ステント治療、超音波内視鏡、蛍光内視鏡、バーチャル気管支鏡を併用する微小肺癌診断、内科的胸腔鏡など、最新の内視鏡手技が日々行われています。さらには、COPD、気管支喘息、肺線維症の研究においても、学会を代表する人材が揃っております。

 

福島医大呼吸器内科は、温かい心・確かな技術・豊かな創造力を持つ良き呼吸器内科医を育てるために、教室員が一丸となって頑張っています。東日本大震災で福島県は大きなダメージを受けました。福島医大は、震災時には災害医療の中心拠点として多いに活躍しました。呼吸器内科は一人の欠員も出すことなく全員で災害医療に対応し、その後も県民のために全力で診療・研究・教育に当っています。地域医療を支えるだけでなく、リサーチマインドを持ち世界の医学に貢献できる人材を輩出してゆきたいと考えております。

 
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