福島県立医科大学医学部 公衆衛生学講座
研究活動・報告書

研究活動

「健康日本21」の地方計画評価 安村 他

平成12年度、厚生省地域保健推進特別事業において、福島県須賀川市が、「健康日本21市町村版」保健計画を策定する全国21ヵ所のモデル市町村に選定され、責任者安村教授他、教室全体で取り組みました。なお、北塩原村、福島市、二本松市での計画策定にも関わりました。
現在、福島県、福島市等で評価に関わっています。






地域の高齢者における転倒・骨折の疫学と予防 安村 寝たきりの身体的原因として近年注目されている転倒・骨折に約15年前から注目し、研究を継続してきました。私たちの研究の蓄積もあって保健事業第4次計画のヘルスアセスメントマニュアルや基本チェックリストにも転倒・骨折の項目が加わりました。





妊娠・出産・育児の疫学 後藤 妊娠のタイミングや子供が乳児期の育児支援など、家族のスタートに関わる疫学研究を、日本とベトナムで行っています。





ベトナムにおける研究手法トレーニング 後藤 研究手法習得は医学教育の土台です。ベトナム、ホーチミン市医科薬科大学との共同で研究手法トレーニングを実施しています。





地域高齢者における心理的側面と身体的健康の関連

岩佐 地域にお住いの高齢者を対象として追跡調査を行い、高齢者の心理的側面(パーソナリティ、認知機能、抑うつ)と身体的健康の関連について明らかにする研究を行っています。
 6 放射線被ばくによる妊娠出産に対する不安のエンパワメント評価 伊藤 放射線被ばくによる妊娠出産への不安に対するエンパワメント評価尺度の作成ならびに信頼性・妥当性の検討を行っています。尺度の適用可能性ならびに必要な支援内容を明らかにすることを目的としています。
 7 長期避難生活を送る高齢者の健康状態の経時的変化と支援方法の検討 黒田 東日本大震災により長期的な避難生活を余儀なくされている住民のみなさまの健康を経時的に調べ、支援方法に生かしていく研究を行っています。この知見は健康増進計画にも役立てられます。





糖尿病における血糖コントロールの関連要因の検討 齋藤 糖尿病治療において、いかに良好な血糖コントロール状況を保ち合併症を予防するかは重要な課題の一つです。血糖コントロールに関連する諸因子を検討し、診療や指導の場で生かせる情報を提供できるような研究を行っています。





特定健診・保健指導における前期高齢者への保健指導のあり方についての検討 齋藤 前期高齢者における医療費と、その背景要因を明らかにし、より効果的な保健指導のあり方について検討しています。


10


「JST版活動能力指標」の開発と普及に関する研究 岩佐 地域高齢者におけるあらたな生活機能指標の開発や普及に関する研究を行っています。(戦略的創造研究推進事業 [社会技術研究開発] 研究開発プログラム「コミュニティで創る新しい高齢社会のデザイン」:研究開発プロジェクト「新たな高齢者の健康特性に配慮した生活機能指標の開発」[研究代表者:鈴木隆雄])


11


子育て中の女性労働者における認知的失敗と精神健康の関連ならびに支援策の構築」(福島県労働保健センター「平成29年度産業医学・産業保健に関する調査研究に対する助成」) 岩佐 子育て期の母親における精神的健康の維持に資する調査研究を行っています。研究知見をまとめ、「一般向けリーフレット」を作成しました。
短縮版はこちらから
詳細版はこちらから

 

研究報告書

講座で行った研究の報告書です。PDFファイル形式ですので、閲覧するにはAcrobat Reader(こちらからダウンロードできます)が必要です。

実習報告書

基礎上級報告書