システム神経科学講座

Department of Systems Neuroscience

 

 

 

教室紹介

 システム神経科学講座(旧神経生理学講座)は、2013(平成25)年7月に永福智志が第3代教授として着任した。永福は視覚認知・記憶の神経機構および社会的認知・行動の神経機構の解明を主要な研究テーマとしている。本講座は覚醒・認知行動下の動物における単一ニューロン活動記録を中心とした高い技術を駆使し、国際的にも高い評価をうけている独創的な神経生理学的研究をおこなっている。
  現在の教室構成員は、教授・永福智志、准教授・浄土英一、専任講師・高橋和巳、学内講師・片山規央、助教・岡本正博、藤原寿理、博士研究員・鈴木喜明、技師・安斎のぶ子、の計8名である。客員講師として、福島大学共生システム理工学類の小山純正教授がとくに睡眠生理学領域の指導にあたっている。当教室は他講座、他大学等の研究機関との共同研究も積極的に進めており、毎年、数名の客員研究者が当教室で実験研究を行っている。

研究活動

 現在、本教室には大きく分けて2つの研究グループが存在し、相互に密接な交流を保ちつつ研究を進めている。一つは浄土、片山、岡本を中心とする高次機能グループで、高次脳機能(前頭前皮質と関連領域)とその病態神経生理学(統合失調症の動物モデル)に関する研究を、電気生理学的手法と神経薬理学的手法を組み合わせて行っている。もう1つは小山(福島大学教授)、高橋を中心とする睡眠生理学グループで、電気生理学的手法による急性・慢性実験から行動薬理実験まで幅広く睡眠研究を行っている。

教育活動

 学部学生教育において当教室は、主に神経生理学に関する講義・実習を担当している。細胞統合生理学講座と共同で担当している人体機能学概論Ⅰは1年生に対する入門講座であるが、他大学の学生および看護職の人にも公開している。大学院においては、医学研究科生理学系の教育を担当し、大学院生、大学院研究生等の学位論文の指導を行っている。

詳細情報

 

 

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