公立大学法人 福島県立医科大学附属病院内視鏡診療部

  Department of Endoscopy, Fukushima Medical University Hospital


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ご挨拶

福島県立医科大学附属病院 内視鏡診療部 部長   引地 拓人

引地拓人

  医療関係者のみな様,患者様,内視鏡診療部のホームページをご覧いただき,ありがとうございます。この内視鏡診療部は,福島県立医科大学附属病院の中央診療施設として,日本消化器内視鏡学会の理事や東北支部長,当番会長を歴任された小原勝敏先生を初代部長として,2005年10月に発足しました。それ以来,福島県民のみな様に,安全かつ確実な消化器内視鏡診断・治療を提供することを目標に診療を行ってまいりました。2015年4月からは,2代目の部長を引地が担当させていただくことになり,渡辺副部長らとともに,新しい体制で再出発をしております。

  内視鏡診療部の医師が診療ならびに運営の中心を担い,約20名の消化器内科(旧第2内科)の医師とともに,消化器内視鏡先端医療支援講座(小原先生),リウマチ膠原病内科(旧第2内科),循環器内科・血液内科(旧第1内科),消化管外科(旧第1外科・旧第2外科)の医師が交代で診療を行っております。日本消化器内視鏡学会をはじめとする消化器関連の専門医・指導医が多数在籍し,日本消化器内視鏡学会・日本消化器病学会・日本消化管学会・日本カプセル内視鏡学会の認定指導施設として,高度で低侵襲,かつ確実な内視鏡診断・治療をこころがけております。学会や研究の活動も盛んに行っており,日本消化器内視鏡学会をはじめとする国内の多数の学会や海外の学会(DDWなど)での発表や論文作成にも努めております。

  医師以外のスタッフは,内視鏡診療部専属の検査技師3名と看護師1名とともに,看護部所属の看護師6名,洗浄などを担当する外部委託スタッフ4名,医療事務1名が固定のメンバーとして診療に関わっております。これら看護師・検査技師のうち,内視鏡介助の専門資格である日本消化器内視鏡技師学会の技師認定を5名が取得しており,患者様に最良の内視鏡診療を提供できるよう,医師とともに日々精進しております。

  近年の消化器内視鏡の技術と機器の進歩はめざましいものがあります。NBI拡大観察や超音波内視鏡を利用した診断や低侵襲な治療は著しく進歩しており,従来は外科手術が行われていた多くの疾患が,消化器内視鏡を用いた治療法で内科的に治癒できる時代になってきました。内視鏡診療部では,早期の胃癌・食道癌に対する内視鏡的粘膜下層剥離術(ESD),食道・胃静脈瘤に対する内視鏡的硬化療法(EIS),膵腫瘍や消化管粘膜下腫瘍(SMT)に対する超音波内視鏡下穿刺術(EUS-FNA)関連手技を診療の軸として,内視鏡的逆行性胆膵管造影(ERCP)を応用した悪性胆道閉塞に対する胆管ステント留置術や胆管結石症の切石術,小腸・大腸疾患に対するEMR/ESD・カプセル内視鏡・バルーン下の小腸内視鏡も,東北有数の実績を誇っております。また、食道アカラシアに対する内視鏡的筋層切開術(POEM)も導入しております。さらに,腹腔鏡内視鏡合同手術(LECS)などを通じて,消化器外科と消化器内視鏡医が合同で治療を行う機会も多くなっております。今後は,呼吸器内科や呼吸器外科で施行されている気管支鏡検査をはじめとする,他の診療科の内視鏡診療とも連携していきたいと思っております。

  胃癌の住民検診も,ピロリ菌感染者に対象をしぼった胃がんリスク検診が全国的に注目されており,福島県内では伊達郡川俣町で2015年6月から開始されました。この検診にも,内視鏡診療部が重要な役割を担っております。福島県民のみな様に,よりよい消化器内視鏡診療をご提供できるようスタッフ一同,頑張っていきたいと思います。宜しくお願い申し上げます。

                                   
2016年6月