Blog

2015/01/08

NIHを訪問いたしました

日時:2014年11月17日(月)
於:アメリカ国立衛生研究所

イムノトキシンの開発者でおられます、Ira Pastan先生、恩田先生の研究室を訪問いたしました。
あいにくの大雨の中での訪問となり、大変寒かったのですが、暖かくお出迎えいただき、心まで温かくなりました。
Ira先生のラボでは月曜午後にセミナーを開催されているそうで、今回は小林教授が演者としてお話しをなさいました。
イムノトキシンを中心として、さまざまな観点から活発な議論がなされ、大変勉強となる一日でした。

NIHの恩田先生を訪問

NIHの恩田先生(右)を訪問

2015/01/08

Neuroscience 2014 in Washington, DC に参加しました

日時:2014年11月15日(金)~11月20日(水)
於:Walter E. Washington Convention Center
世界中から3万人を越える、神経科学研究に従事する方々がワシントンへ集結いたしました。
本研究室からは小林教授、西澤が参加いたしました。
(西澤)
 
SfN1

SfN会場

SfN2

小林教授のポスター

SfN3

会場の外?

SfN4

西澤博士のポスター

2014/11/25

第5回大脳基底核機能研究会が開催されました

 
IMGP2339
日時:2014年10月27日(月)
於:福島
 
 
5月からスタートいたしました、大脳基底核機能研究会が福島にて開催されました。
 
 
IMGP2336
 
玉川大学の木村先生、鮫島先生、本研究室の深堀さんに情報提供をいただき、活発なディスカッションがおこなわれました。
(西澤)
 
 
 

2014/11/05

【加藤さんの留学記】 Bostonより - 1 –

2014.11.3

ボストンに来て間もなく1ヶ月になります。MITでは様々なオリエンテーションをパスして、実験計画書がちゃんと出来上がらないと実験はさせてもらえません。大体最初の1~2ヶ月はそれに潰れてしまうと聞いていた通り、今はまだ何も実験していません。ただ、ボスのProf. Ann M Graybielとは何度かディスカッションして、これからやろうとする実験の方向性の話はしました。少しずつながら、動き始めているという感じです。

 

Annのlabは僕が思っていた以上にphysiologyに特化していて、みんなが自分の実験スペースを持ってそこで電気生理をやりながら行動実験をしたり、あとは共通の工作部屋にこもって電極を作ったりしています。僕には不慣れな環境のため、戸惑っていますがこれもいい経験だと思って見学させてもらっています。Rodentがメインであるものの、Monkeyを使っている人も多く、実験室の1つ上のフロアにMonkeyを飼っていて、そこから動物を下ろしてきてMonkey専用のスペースで実験している様子を見ることができます。

 

20141103_01

(写真1)MIT構内

僕のいるInstituteは7階建てで、3階から上が写真のように吹き抜けになっています。吹き抜けの周りに各フロアのlabがあります。この建物には僕がいるMcGovernとPicowerという2つのDepartmentが入っていて、例えばPicowerには利根川研があります。

MITや僕が住んでいるところは、正確にはBostonではなく、その隣のCambridgeというところです。大学のすぐ南側にはCharles Riverが流れており、川沿いにMITの建物が並んでいます。地下鉄で2駅、Boston市街地と反対方向に行くとそこにはHarvard Universityがあり、Harvard squareにはおしゃれなお店も多く観光にもいいところです。

 

20141103_02

(写真2)Harvard Sq.

この写真は、Harvard Sq.で10月第2日曜日に開催された、October festivalの様子です。あちこちにステージがあって、その合間合間には屋台のようなお店が出てとても賑やかでした。

 

20141103_03

(写真3)Boston Metro

Bostonは4本の大きな地下鉄の路線がBostonの中心部から放射状に広がっていて、Busと連携して通称”T”と呼ばれます。僕の使うRed Lineは南北に伸びる路線です。運賃は$2.1で、乗り継ぎは無料、また2時間以内なら、地下鉄でもバスでも再乗車無料です。車社会なのでラッシュアワーは車が渋滞するため、Tはとても役立ちます。

僕のアパートは、Harvard sq.からさらにもう1駅行ったところ、Porterというところです。ここは、駅に隣接してPorter sq.にMarketやCVS(日本のマツキヨのようなdrug store)、色々なお店が並んでいて、少し歩けば日本食のお店、ラーメン屋さん、パン屋さんもあるとても便利なところです。アパートからPorterまで徒歩約10分という好立地のため、今のところは車を持っていません。代わりに自転車を購入して、近場の買い物はもちろん、MITまでの通勤(約5km)に使っています。

 

20141103_04

(写真4)アパート

アパートの目の前には木々に囲まれた通りがあり、この道を写真の反対方向に100mほど進むと、Massachusetts Ave.という大きな通りに出ます。Porterまで徒歩10分でとてもいい立地です。アパートは3階建て、留学生・子連れ世帯が多くみんなとてもFriendly。一緒にHalloweenをアパートの地下のスペースでパーティをして過ごしました。

せっかくBostonに来たのだから、少しは観光らしいこともしようと思い、先日、観光地としても人が集まる、Quinsy Marketに行ってきました。休日のお昼だったので人が溢れていました。こちらの食べ物はどれも大味、そしてパンや肉がメインです。繊細な日本食の味が懐かしく思えます。日本食はあまりあちこちでは食べられないものの、fried riceとしてアジアンのお店ではお米が食べられるので、それを見つけるとついついこちらの料理よりもお米を優先してしまいます。

 

20141103_05

(写真5)Quinsy Market

ここはBostonの市街地にあるショッピングモールのようなところです。この建物は、飲食店が集まっていて色々な趣向の食べ物が並んでいます。この建物を囲むように色んなお店が並んでいます。またこの近辺を走るシャトルバスがあって、それに乗るとBoston中心部を見て回ることができます。

(加藤)

2014/10/01

第37回日本神経科学大会に参加しました

20140912_neuro

日時:2014年9月11日(木)~9月13日(土)
於:パシフィコ横浜

「神経科学が世界を変える」(“Neuroscience Will Change the World”)をテーマに開催されました、第37回日本神経科学大会に参加しました。
小林教授は行動の選択と柔軟性を制御する視床線条体システムについて、加藤講師は神経細胞特異的な逆行性遺伝子導入を示すレンチウイルスベクターにおける融合糖タンパク質ジャンクションの最適化について、私は背内側線条体から投射する間接路における条件つき弁別学習の実行制御について、研究成果を発表いたしました。多くの研究者の先生方と活発な議論ができ、大変有意義な三日間でした。写真はポスター発表会場にて。(西澤)

2014/08/10

小林和人教授を代表者とする研究が、新学術領域研究に採択されました。

平成26年度科学研究費助成事業(科学研究費補助金)の新学術領域研究(研究領域提案型)に、小林和人教授が領域代表者を務める研究領域「行動適応を担う脳神経回路の機能シフト機構」(適応回路シフト)の研究が本年6月に採択されました。

この研究領域は、平成26年度から30年度までの5年間のプロジェクトで、研究費の交付予定額は1,213,600千円です。

神経回路の操作・解析のための新しい技術を駆使して、行動の調節に重要な神経回路の発達や遷移、回路の損傷に対する機能代償と再編成のメカニズムの解明に取り組みます。

本領域の研究成果は、高次脳機能障害の病態や脳・脊髄の損傷後に起こる機能代償のメカニズムについて、神経回路レベルでの理解に結び付き、今後、疾患の病態を改善・回復させるための科学的エビデンスに基づいた合理的な治療法やリハビリテーションのアプローチの開発につながることが期待されます。

計画班員は、伊佐正教授(生理学研究所)、渡邉大教授(京都大学)、礒村宜和教授(玉川大学)ら9名から構成されます平成26年9月11日(第37回日本神経科学会初日)に、横浜国際会議場において、キックオフシンポジウムが開かれます。