研究室ブログ

Diego Sucunza Guibertさん研究室滞在

ゴールデンウィークの休日があけた5月8日より,6月2日までの約一か月にわたり,スペインのナバーラ大学 (Universidad de Navarra)のJosé Luis Lanciego博士の研究室の博士課程学生,Diego Sucunza Guibertさんが当教室に滞在し,加藤成樹講師の指導のもと,AAVやNeuRetといったウィルスベクターの作成やげっ歯類脳内へのベクター注入・導入遺伝子の発現解析といった一連の研究技法を習得しました。これは,新学術「適応回路シフト」の国際研究活動支援を受けて実現したものです。滞在中セミナーを開催し,“Gene therapy approaches for the treatment of Gaucher-related synucleinopathies like Parkinson´s disease and dementia with lewy bodies (シヌクレイン凝集に起因するパーキンソン病所見へのベータ グルコセレブロシダーゼ投与による遺伝子治療)”と題してDiegoさんの最近のご研究の成果を発表されました。パーキンソン病の病態解明と新たな治療法開発を目指して精力的にご研究されているDiegoさんの今後のご研究や国際共同研究においてきっと実を結ぶことでしょう。Diegoさんは休日には,二本松や会津,仙台など福島・東北地方を中心に足を運び,アクティブに日本文化にふれておられました。わたしたちも一緒に楽しい時間を過ごしました。またお会いしましょう!