池添先生らの研究グループが高知大学で行った研究の成果がBone Marrow Transplantに掲載されました!

Thrombomodulin blocks calcineurin inhibitor-induced vascular permeability via inhibition of Src/VE-cadherin axis

T Ikezoe, J Yang, C Nishioka, K Umezawa and A Yokoyama

造血細胞移植後はカルシニューリン阻害剤が原因で毛細血管漏出や血栓性微小血管障害症を発症することがありますがその機序はよくわかっていませんでした。
今回の実験で、カルシニューリン阻害剤が血管内皮細胞内で核内転写因子NF-κBを活性化して炎症性サイトカインの産生を亢進すること、これらサイトカインがSrcを活性化する結果、血管内皮細胞膜表面に発現して細胞間接着を強固にしているVE-Cadherinの発現が消失し毛細血管漏出が誘導されることが明らかとなりました。また、トロンボモジュリン分子はSrcを阻害して、血管内皮細胞の恒常性維持に寄与していることも明らかとなりました。