池添先生らの研究グループが高知大学で行った研究の成果がBone Marrow Transplantに掲載されました!

The fifth epidermal growth factor-like region of thrombomodulin exerts cytoprotective function and prevents SOS in a murine model.
T Ikezoe, J Yang, C Nishioka, B Pan, K Xu, M Furihata, K Nakamura, H Yurimoto, Y Sakai, G Honda and A Yokoyama


DIC治療薬である遺伝子組換えトロンボモジュリン製剤(rTM)には血管内皮細胞保護作用があり、造血細胞移植後の致死的合併症である肝類洞閉塞症候群(SOS)に対する有効性も報告されています。しかしながら、rTMはSOSに保険適応はありませんし、移植後の血小板が減少している時期に使用すると出血の危険が高くなるため、使用すべきではありません。今回の研究で、rTMの5番目の上皮細胞増殖因子様領域(TME5)に内皮保護作用が集約されていることが明らかとなりました。TME5は凝固系に全く作用しないため移植後の血小板減少患者にも安心して使用することができます。今後、ヒトへの応用を目指して研究を続けていきます。

池添 隆之