《よろず健康相談の様子》
健康診断受診者96名中よろず健康相談者14名
 ※主な相談内容 
   ●放射線影響に関する相談 4件    ●身体症状に関する相談 10件

  

  

  

感想等(抜粋)
実際に相談を受けた内容は、放射能への不安ではありませんでした。しかし、避難生活を障害を有した方が、送るということは、通常の方以上に大変であることがより、鮮明に浮き彫りとなりました。現場で実践できる機会を得て理解しやすかったです。

最後に、このセミナーへ参加しての全体のご意見・ご感想を伺いました。(抜粋)

  被ばく医療は、とても難しくてとっつきにくい印象があり、これまで避けてきたところもあるのですが、今回受講させていただき、わかりやすく教えていただきかなり理解が深まりました。ただ、まだまだ分からないところもたくさんあり、それをまたこれらも継続して勉強していければ…、と感じました。機会があるごとに、勉強していきたいと思います。現在、自分は、今後の宮城県や当院での体制整備などで、必要に迫られていることもありますが、今回学んだことをいろいろの面で生かすような形にできればと思います。

  今回の災害医療セミナーに参加して、今まであやふやだった知識を少しまとめることができました。今回学んだことを、自分の周りに伝えていくためにも、復習し学びを深めていきたいと思います。1日目2日目とも講義の前にプレテストを行い、終了時にポストテストを行ったことで、最初分からなかったことが、最後には理解できたということを、実感することができました。そして、講義だけではなく、演習や実習、現場への見学を行うことで、あらためて震災について、放射線について様々な分野の方の意見を聴くことができて考えを深めるきっかけとなりました。
今回のセミナーに参加して、これから自分に何ができるかをじっくり考えていきたいと思います。


  今回のセミナーを通して、もっとも有意義であったことが、私は福島で生まれ育ったわけではないので、失礼ながら、どこか心の底では他人事とみなしている部分があったが、福島の実際を学び、また幼稚園で実体験をお聞きすることで、「もし自分がそういう場面に立たされたら」と考えることができたことだと思います。まだ私は若輩のため、今回学んだことを直ちに実際の業務に活かすというのは現実的に難しいかもしれませんが、放射線に携わるものとして、今後も勉強していきたいと思います。

  医療従事者にあっては、ある程度正しい情報を理解していると思いますが、それを一般の人々に正しく、わかりやすく伝えられるかと、問われるとまだまだ勉強不足な面は否めません。今回のセミナーでは、今まで得てきた情報が、時と共に薄れてきており、断片的な情報でありましたが、新たな情報でその断片を少なからず生めることが出来、大変有意義な研修となりました。
正しい情報を、正しく理解し、正しく伝えることの難しさや、その情報をうけ取る人のバックグランドによって、捉え方や理解度が異なることも注意しなくてはいけないことを改めて認識し、これからの業務に活かせるように努力し続けます。