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短期海外研修事業 / OVERSEAS TRAINING

短期海外留学体験記

1日目

今回、私、福島県立医科大学研修医一年鹿目将至は短期海外研修に参加させて頂きました。平成27年12月6日から12月12日まで、あっという間の7日間ではありましたが、とても充実した経験となりました。簡単にではありますがここにご報告し、留学を希望される後輩の皆様のお役に少しでもたてたらと思います。

参加したのは東北大学と福島医大の合同チームで総勢11名、僕は福島医大チームの一員だ。同じチームといっても志望する科や行きたい大学によって留学先は様々だ。僕は内科系を希望し、New York ManhattanにあるMount Sinai大学内分泌糖尿病内科(以下糖尿病内科)と小児遺伝学講座(以下小児科)を見学した。どちらも超有名病院でMajor内科の一つであり、とても面白く大変勉強になった。
僕の糖尿病内科のボスは米国医学部をご卒業されたRobert T.柳澤教授で、小児科のボスは慈恵医大をご卒業された後、米国に渡ってトレーニングされた大石先生だ。二人とも優しく親切で、理解ある先生であり、米国医療の様々な現場を見せて頂いた上、多くの優れた日本人医師・研究者の先生を紹介して下さった。これが最高に楽しく、嬉しかった。
優れた方が最高に頑張っている姿や今まさにchallengeしている研究や臨床を直に見て知るという経験は好奇心を掻き立てられ、夢が広がる、心弾むものであった。すると自分もいつか挑戦してみたい、頑張ってみたいと思う。そう、こんな瞬間を僕は望んでいたんだ!

成田空港に前泊し、集まった時間が8:40。顔を合わせた仲間は誰もが期待で胸がいっぱいだった。「向こうで英語が喋れなくて困ったらどうしよう」なんて話す同期研修医も、その不安げなセリフの割に、楽しみで仕方がないという最高にワクワクした表情であった。仲間内でおしゃべりしている内に搭乗時間となり、乗ったら座席両隣と話し込むも会話が弾み、気が付くともうJohn. F. Kennedy国際空港に着いていた!
しかし早まることなかれ、時差13時間、飛行時間12時間もあるのだ。体内時計は真夜中。深夜真っ只中だ。このままホテルへベットに直行!と思いきや、米国は朝という現実。さあこれからホテルだ!ステーキだ!病院の下見だ!Welcome Partyだ!という現実に留学を希望する君はついてこられるだろうか。もちろんついていけるよね。否、ついていかねばならない。でも大丈夫。みんな一緒で最高に楽しいから!

僕たちはホテルに行き、現地coordinatorの常盤さんのミシュランステーキをご馳走になり、そびえ立つMount Sinai大学に感動した。ひとまず明日の集合場所を確認し、いざWelcome Partyへ!
レストラン個室に通され、続々と集まる米国で活躍される日本人医師達。まずはきちんと自己紹介だ。お世話になる先生方にご挨拶し、無事閉会。さあいよいよ明日から頑張るぞ!とベットに入ったのが現地時間の25時半。なぜならその後、僕たち研修医はNew Yorkで有名なクリスマスツリーを見学し、その帰り迷子になったから。さあ明日は6時起きだ!と思う間もなく卒倒するようにふかふかの布団に倒れこんだ。

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