呼吸器内科学講座

Department of Pulmonary Medicine

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教室紹介

 当教室は棟方充教授のもと平成11年4月に福島県立医科大学に新しい診療科として設置され、平成18年に呼吸器内科学講座となりました.近年,気管支喘息・慢性閉塞性肺疾患・肺癌などの呼吸器疾患が急激に増加し、呼吸器内科医のニーズが以前にも増して高くなってきています.当教室では”患者さんと共に実践する医療、患者さんから学ぶ医学”をモットーに、世界スタンダードの呼吸器診療、世界に通用する呼吸器臨床教育、世界に発信する呼吸器診断・治療技術の開発を目指して、日々診療・教育・研究活動を行っています.また、呼吸器科専門医の育成も重要な課題と考え、初期卒後研修・専門研修などの臨床教育にも力を入れています.

研究活動

 当教室では呼吸器臨床に密着した幅広い研究を行っています.代表的な例を示します.

1) 付属病院に本邦唯一の呼気検査室を備え、呼気ガスや呼気凝集液、音声などを用いた非侵

  襲的な呼吸器疾患診断法を開発しています.

2) 仮想気管支鏡を用いた誘導システム(Virtual Bronchoscopic Navigation System)、超音波

  内視鏡(Endobronchial Ultrasonography)などを用いた新しい呼吸器疾患の診断技術を開発

  しています.

3) レーザー治療、ステント挿入を始め、気管支鏡を用いた新しいインターベンション技術を開発して

  います.

4) 遺伝子解析を応用した病態解析や個別化治療(テーラーメイドメディスン)を開発しています.

5) 気管支喘息、慢性閉塞性肺疾患(COPD)、間質性肺炎などの発症機構を解明しています.

6) 特発性間質性肺炎や肺癌などの新しい治療法を開発しています.

教育活動

 医学部学生教育では,医学部1学年の臨床医学セミナー、2学年の臨床医学入門、3学年の「呼吸器」などの講義、医学部5学年のおよび6年学年の臨床実習(プライマリーおよびアドバンスコース)教育を行っています.臨床実習は基本的にクリニカルクラークシップの体制で行い,主治医とともに担当する患者さんの問診・診察・検査・診断・治療などを系統的に学びます.規定の実習期間中に当科での研修ができなかった方には、希望者により夏休みや冬休みの自主研修も用意しています.
教室員は,基本的な呼吸器診療の修得の他に,毎週の症例検討会,内視鏡カンファレンス,抄読会および当科主催の呼吸器フォーラム,国内外での学会参加などで研修を重ねています.また学外研修においては県内外の関連病院での呼吸器専門研修も行われており,最終的には内科学会認定医と呼吸器学会専門医取得を目標としています.その他、内科専門医、アレルギー専門医、老年学専門医などの取得も可能です.また、当教室スタッフは臨床腫瘍センターの主要メンバー(兼務)ともなっており、癌化学療法の臨床腫瘍医資格取得も勧めています.

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