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心臓血管外科

スタッフ紹介
横山 斉
診療科部長
横山 斉(教授)
氏名 職名 専門分野
横山 斉 教授 冠動脈、弁膜症、胸部大動脈の外科
高瀬 信弥 講師 冠動脈、弁膜症、大血管外科、ステントグラフト治療、人工心臓
若松 大樹 講師 小児心臓手術
佐藤 善之 学内講師 後天性心疾患の外科
黒沢 博之 助教 小児心臓手術
瀬戸 夕輝 助教 後天性心疾患、ステンドグラフト治療
山本 晃裕 助手 後天性心疾患、人工心臓

 

診療科の紹介とアピール

◆臨床における方針

(1)重症疾患の治療:地域の大学病院は、リスクの高い手術を積極的に受け入れる使命があります。私達はハイリスク症例(緊急、高齢、未熟児、他臓器合併症、複合性動脈硬化症など)を24時間積極的に受け入れます。

(2)タイミングの良い外科治療:適切な治療を適切な時期に受けられるよう努力します。緊急手術には迅速に対応し、待機手術も手術待ち期間を1ヵ月以内となるよう調整します。

(3)手術成績の開示:手術症例数を公開しています(詳細は当科ホームページをご覧ください)。

(4)病病、病診連携の推進:術後の患者さんは紹介頂いた先生に逆紹介し、長期的にフォローしていただく方針としております。

(5)セカンドオピニオンの実施:疾患毎に専門家が対応します(外来にご相談ください)。

◆手術の特徴:低侵襲と高い術後QOL

低侵襲で術後QOLの高い手術をめざしています。先天性心疾患:小切開手術、無輸血手術。冠動脈バイパス手術:動脈グラフトを用いた心拍動下冠動脈バイパス(OPCAB)。弁膜症:僧帽弁疾患では弁形成術を第一選択、大動脈弁温存手術やロス手術。胸部大動脈解離や胸部真性大動脈瘤:脳障害の少ない順行性脳分離体外循環、カテーテルによる大血管治療法であるステントグラフト。下肢静脈瘤:従来のストリッピング手術に代わり、半導体レーザー治療。重症心不全に対して2017年より植込型人工心臓装着手術も開始。

診療の詳細案内
病名・病態 必要な診療 当科の対応方法
●先天性心疾患 姑息的手術、根治手術 小児科と連携し検査を施行。適応があれば手術をします。
●虚血性心疾患
狭心症・心筋梗塞

左室瘤
中隔穿孔
左室自由壁破裂

心拍動下冠動脈バイパス術
造血幹細胞移植術
左室縮小形成術(SAVE手術)
穿孔閉鎖術
左室修復術

内科治療抵抗性の不安定狭心症は24時間対応します。循環器内科と連携し、心エコー、心臓カテーテル検査の結果適応があれば手術をします。
●弁膜症
大動脈弁弁膜症
大動脈弁輪拡張症
僧帽弁弁膜症

三尖弁閉鎖不全症

大動脈弁置換術、ロス手術、TAVR(I)
大動脈基部置換術
僧帽弁置換術(閉鎖不全では形成術)
三尖弁形成術

循環器内科と連携し、心エコー、心臓カテーテル検査の結果、適応があれば手術をします。心房細動を合併していればメイズ手術を追加します。
●重症心不全 左室縮小形成術(SAVE手術)
補助人工心臓
植込型人工心臓
ハートシート移植術
循環器内科と連携し、心エコー、心臓カテーテル検査の結果、適応があれば手術をします。
循環器内科とハートチームで対応します。
●肺動脈血栓塞栓症 血栓除去術 適応があれば緊急手術で対応します。
●大動脈疾患
大動脈解離
真性大動脈瘤

人工血管置換術、ステントグラフト内挿術

急性大動脈解離は、24時間対応します。心エコー、CT、血管造影を行い適応があれば手術を行います。
●末梢血管疾患
閉塞性動脈硬化症



バイパス術(自家静脈、人工血管)


外来で検査を行い、入院後手術します。
公立大学法人福島県立医科大学附属病院 心臓血管外科
医局 電話024-547-1281 FAX 024-548-3926  外来:電話 024-547-1224
急患の連絡は、日中(9時−17時):医局
       夜間(17時−9時):心臓血管外科病棟 電話 024-547-1597