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センターについて

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センター長のあいさつ

2024年4月1日付で会津医療センター長を拝命した大田雅嗣(まさつぐ)です。
会津医療センターは旧県立会津総合病院と喜多方病院を統合し、質の高い医療を提供し、教育・研究機能を有する福島県立医科大学の附属施設として、県内外よりスタッフが参集し、2013年5月に開設されました。

医療面では周辺の医療機関とともにそれぞれの専門性を生かしながら会津で完結できる医療を実践し、昨年開設十周年を迎えることができました。会津医療センターには漢方医学センター、血液疾患治療センター、最先端内視鏡診断治療センター、脊椎・脊髄先進医療センターが設置され、専門領域に特化した高度な医療を提供してきました。また難治性疾患などに対してより良い療養環境を提供するため、緩和ケアセンターが設置されており、全人的な治療を提供しています。さらに地域医療拠点病院として、県立医科大学からの診療支援を受けながら、当センターの医師が南会津、奥会津などでの医療を支える、いわゆる「福島モデル」を実践してまいりました。新型コロナウイルス感染症では様々な経験をさせて頂きながら地域の感染症対策に貢献してきました。

教育面では福島県立医科大学医学部・看護学部・保健科学部の学生、当センターで研修を受ける初期研修医、専攻医への指導体制を強化し将来の医療の担い手を育ててまいります。本学と共同し、総合内科・総合診療医センターを運営し、総合診療医の育成にも務めています。さらに我が国初の鍼灸研修制度を有しており、卒後教育として現代医学も踏まえた高い臨床能力を有する鍼灸師の育成を行っています。

研究面では各部門が切磋琢磨して臨床研究を推し進めており、他大学・民間企業との連携により、AI(人工知能)を活用した画像診断に関する研究を積極的に展開しています。特に大腸内視鏡画像による早期大腸癌の診断、肺癌の画像診断への応用で優れた業績が得られております。

今後、会津医療センターの次の10年を見据え、会津医療圏での人口減少、少子高齢化など諸問題に対応した地域医療のあり方を考えていく必要があります。会津医療圏で暮らす方々の健康長寿を念頭に、診療・教育・研究を包括する「地域医療の福島モデル」を実践していくため、会津医療センターの役割はますます重要なものとなってきます。どうか今後ともご支援をよろしくお願いいたします。

2024年4月

福島県立医科大学 会津医療センター長

大田 雅嗣

センター長略歴

1979年3月 北海道大学医学部卒業
1979年6月 自治医科大学附属病院内科レジデント
1983年6月 自治医科大学血液医学研究部門造血発生 助手
1986年4月~1988年4月 米国マサチューセッツ州立大学医学部
放射線腫瘍学講座 研究員
1988年10月 自治医科大学血液医学研究部門造血発生 講師
1995年4月 北海道大学医学部癌研究施設生化学部門 助教授
1998年7月 東京都老人医療センター血液科勤務
2006年4月 地方独立行政法人東京都健康長寿医療センター副院長
2010年4月 公立学校法人福島県立医科大学会津医療センター準備室 教授
福島県立会津総合病院血液内科 気付
2013年5月 公立学校法人福島県立医科大学会津医療センター附属病院副病院長(~2018年3月31日)
同センター血液内科学講座 教授
2019年5月 同センター副センター長(医療担当)兼附属病院長
2024年4月 同センターセンター長

学会活動

  • 日本内科学会(認定内科医)
  • 日本血液学会(専門医、指導医、功労会員)
  • 日本癌学会
  • 日本造血細胞移植学会
  • 日本臨床腫瘍学会
  • 日本輸血細胞治療学会
  • 医療の質・安全学会
  • 米国血液学会
  • 米国癌学会
  • 日本がん治療認定医機構暫定教育医
  • 日本医師会認定産業医
  • 骨髄移植財団調整医師
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